ぬいぐるみくじ発見紀

水族館や動物園のぬいぐるみくじについてや、観光地の訪問記です。

サンシャイン水族館 ゾクゾク深海2022~バックヤードツアー深海バージョン~

2022年1月14日(金)〜3月6日(日)に、池袋にあるサンシャイン水族館にて、深海の生き物たちのイベントである「ゾクゾク深海2022」が開催された。

このイベント期間には、深海魚の生体や標本の展示、トークイベント等、様々な企画が行われた。

この記事では、そのうちの1つである「ゾクゾク深海ツアー」(バックヤードツアー)に参加したときの様子をお伝えしようと思う。

 

「ゾクゾク深海ツアー」とは

サンシャイン水族館では、イベント期間に限らず、普段から毎日午前11:00~午後14:00~、計2回のバックヤードツアーが行われている。参加は一人800円

そのうちの午前の分に関して、ツアーの後半の一部を深海魚に関する説明と展示に差し替えたものが「ゾクゾク深海ツアー」として催行された。

 

ツアー参加申し込みは早い者勝ち!

ツアーは各回定員が決まっている。(多分14人くらい?だったと思います)

グループで来られる方も多く、これが意外とすぐ埋まってしまう。特に午前の部は、開館とともに受け付けが始まり、その10分後には締め切っている、というような具合である。

ツアーに参加するかしないかは人に寄るが、大体開館30~40分くらい前には入り口の所にお客さんと思しき人たちがちらほら見られるようになった。

 

筆者が参加した日は朝早く水族館に来て申し込みの窓口に予め並んでおくことにした。(開館前で並び口はふさがっていたので、ポールとチェーンの前に立って待った)

この日は大体開館20分くらい前に来ていれば大丈夫な感じであった。

ツアーの申し込み&ネックストラップ受け取り

さて、開館時間になると並び口前のチェーンが外され、申込用紙を記入する台へと案内される。

必要事項を記入すると、整理番号と日時の書かれたカードが入れられたネックストラップ、注意事項の書かれた説明書が渡され、そちらの説明がされる。

それが済んだらツアーの集合時間まで自由に過ごすことになる。もちろん、中で水槽を見て回るのもいいだろう。

集合場所は水族館の入り口の外にある。

この時期はコロナ対策として原則的に再入館はできないようになっていたが、ツアー参加者は配られたネックストラップを見せることにより当日再入館が出来るようになっていた。

 

集合場所の脇にあるゲストルームにはリュウグウノツカイの標本が

集合&いざツアーへ!

指定された時間までに集合場所へ。ツアーが始まる前、比較的小さいカバン等であればスタッフさんに荷物を預けることができる。注意事項の説明を聞いたら、いよいよツアー開始である!

ちなみに写真撮影OKとのことだったので、ツアーで見させてもらった所の色々な写真を撮りました。

 

水質管理の装置群

入口から入ってきたところ 左手奥が入口

入り口からスタッフの方に案内されて入ると、まず左手の金網の柵で隔てられた向こうに水質管理用の装置が並んでいる。魚たちの命に関わるところのため、「絶対に触らないでください!」と説明の中でスタッフさんが強く念を押す。

 

サンシャインラグーン水槽のバックヤード

続いては階段を上り、同水族館で1番大きい水槽である、サンシャインラグーン水槽の上部に案内された。

 

↑これが普段横から見ているサンシャインラグーン水槽

 

これを上から見ると

 

↑こんな感じ

水槽の上にかかっている、管理用の通路は柵が木で出来ているため、くれぐれももたれかかったりしないようにとのこと。

水槽の中を覗いてみると

トラフザメたちがいます。

 

考えたらビルの屋上にこんなものがあるなんてすごいと思います。

 

調理場

生き物たちの餌を用意するところ。

 

餌は魚の切り身など。

それぞれ生き物に合わせた大きさに切り分ける。アシカなどの大型の生き物には丸ごとあげるそう。

イグアナ用のフードなんてものも見せてもらいました。外国のお菓子に近い、甘い感じの匂いがしました。

 

冷凍庫

続いては餌をストックしておく冷凍庫に案内されました。2、3人ずつ中に入って観察させてもらいました。

中はとても寒いのはもちろんのこと、冷凍アサリなどの、人間用の食物として販売されているものも保管されており、スーパーの魚介コーナーのような、おいしそうなニオイがしました笑

 

仕入れたエサの入った箱がたくさん積んでありました。

 

冷凍庫の脇の貼り紙には「○週間前までに調達しておくこと」みたいなことが書かれていました。

 

ウェットスーツの説明

水槽内で作業する際のウェットスーツの紹介です。魚たちに餌やりする際は青いスーツ、水槽の掃除をする際は灰色のスーツを着るそうです。

 

水温の低い水槽では、防寒のため下の画像のようなキャップを頭に被るそうです。柄はアロワナ、マンボウ、チンアナゴ、ダイオウグソクムシの4つがありました。

 

 

深海生物についての説明

ここからが深海ツアー特別バージョン。

パネルや縮んだ発泡スチロールを使って深海がどのようなところか説明してくれます。

深海魚のホルマリン漬けの標本や、漁で採取されたメンダコを運搬した際の小型加圧水槽も見せていただきました。

机の上の横長の円筒形の容器が小型加圧水槽

 

同水族館で行われた、深海魚の漁の様子のビデオも見せてくれました。たくさんの魚が引き揚げられていて、その中にはアンコウも混ざっていました。

 

 

バックで控えている深海魚たちも見せてくれました。魚たちが眩しくないように水槽が黒い布で覆われており、めくって覗くような形で観察させてもらいました。キホウボウなどがいました。(写真用意中)


おわりに

そのほかツアーの途中で、顕微鏡で何かを覗いている部屋も見かけました。

 

担当するスタッフによって案内してもらえる場所が変わるとのことで、一度だけでなく二度、三度と行くともっと色々な所が見れそうです。

 

 

普段見ている水族館について、より深く知り新たな発見をすることができるバックヤードツアー。

探検気分で参加できるので、興味を持った方はぜひ参加してみてください!