メルカリに代表されるフリマアプリは、今や利用している人も多く、不用品を処分したり、ほしい品物を手に入れる手段の一つです。
筆者もよくお世話になっています。
今回はメルカリやヤフオクといったフリマアプリ等でぬいぐるみを売り買いするときの、ちょっとしたコツを、筆者の経験を交えて考えてみました。
※商品を取引するに当たって梱包などの基本については公式サイトで述べられているため、ここではそれらを省きます。
※メルカリ、ヤフオク以外のフリマアプリでもご参考になればと思います!
売れやすくするために
他のサイトでも言われていることですが、ぬいぐるみに限らずどんな商品でも、汚れを取り除き清潔にし、商品の魅力が伝わる情報をなるべく多く載せることが売れやすくするための基本だと言えるでしょう。
出来る範囲で汚れを取り除く・清潔にする
汚れているもの、衛生面で不安のある物よりは綺麗なもの、清潔なものの方が、安心して気持ちよく購入しやすいものです。特にぬいぐるみのようにお子様の肌に触れたりするものとなると衛生面は一層気になるもの。
写真に撮る前、ホコリを取るだけでもだいぶ違います。
また、出品し購入された後に洗濯してから発送する場合は、型崩れなどのことも考え、出品時に洗濯する旨を記載しておくとよいと思います。
出品前、商品を無理のなくできる範囲できれいにしておくのがポイントです。
ぬいぐるみをキレイにする方法について、詳しくは後述します。(⇒5.ぬいぐるみを綺麗にする方法)
商品の特徴や魅力が伝わる情報を載せる
商品の特徴や魅力が伝わる、説明書きや写真をを入れることをおすすめします。
商品名などの基本的な情報はもちろん、
・サイズ
・いつ頃どこで入手したものか
・使用状況、保管状態
・ブランド名
なども必要に応じて記載するのが良いと思います。
特にサイズは購入者がまず気になることですので、予め採寸して記載することを公式も推奨しています。
また、どのように使用されていたか、どのような保管状態だったかなど記載すると、購入する側にも安心感を与えることができると思います。
その他購入者が気になりそうなことを予め記載しておくのも良いでしょう。
次に商品の写真ですが、必要に応じて正面や斜め、横のように様々な角度から撮ったり、タグなどの説明書きがあればそれを写すなどするのがよいと思います。
↑シャチのぬいぐるみの例。もちろんこれらすべてを載せなければいけないわけではありませんが、多めに撮る方だと、このような写真が多いです。
商品の全体の形や状態が伝わると、購入者も購入しやすくなると思います。
特に魚や海の生き物のぬいぐるみなどは横向きの写真のみ載せられることも多いのですが、正面顔や斜め顔が意外な魅力となることも多いようです(笑)
梱包時の圧縮について
圧縮する旨はあらかじめ伝えること
発送の際、送料を安くするため、ぬいぐるみを圧縮して梱包サイズを小さくする手法もよく取られます。
この場合、圧縮後に型崩れしてしまうこともあります。
開封した際、フニフニと揉んだりして整え直すことができることも多々ありますが、公式サイトにも記載してあるように、圧縮する場合は出品時に記載するなど、購入者の同意を得てからにするのがよいでしょう。(折りたたむ場合なども同じだと思います。)
また、圧縮が嫌な方のために、予め説明書きで希望を聞いている出品者の方もいらっしゃいます。そのようなケースではコメントから購入者の希望を聞き、圧縮なしで一回り大きな梱包を希望の場合、値段を変更してから購入してもらっていることもあるようです。
色々と書きましたが、圧縮しても気にしないという方は多いため、説明文に断り書きを入れれば、難しく考える必要はないと思います!
折り目が付くかも?ボール紙の入ったパーツ部分
これは少し特殊なケースになるのですが、圧縮や折りたたみのぬいぐるみへの影響を気にする上で、より注意が必要なのは紙などで構成されたパーツがある場合です。
立体的な形を出すために、ぬいぐるみに部分的にボール紙などが用いられている場合があります。
例えば、イルカや魚のぬいぐるみの胸ビレのような部分に、芯材として使われていることがあります。
※ボール紙の使われているぬいぐるみの例
カロラータのホホジロザメのぬいぐるみ、ジンベエザメのぬいぐるみLサイズ、美ら海水族館のマンタのぬいぐるみ、海遊館のカマイルカのぬいぐるみなどなど…
この部分に大きな力がかかり曲げなどが起こると、紙の芯材に折り目が付き、それがぬいぐるみの表面の生地にも折り目となって現れます。
これは後々残るものです。
ヒレの付け根のところに芯材の折れによる跡ができている。
写真の例では小さいパーツで、自然にできやすい部分なこともあり目立ちにくいものだが、大きいパーツで真ん中にくっきり、なんてなると目立つことも…。
可愛がって遊んだりしているうちに折り目がたくさん付いていき、結果として全体がクッタリと柔らかくなっていくものなのですが、新品の場合、圧縮や折りたたみなどでこのような部分が折り曲げられると、折り目としてクッキリと目立ってしまったり、そうでなくても後々残るクセになったりすることもあります。
これをどう捉えるかは本当に人によると思いますが、もしかしたら梱包時のダメージと捉えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
(フリマアプリではないのですが、某ネットショップで、梱包時についた癖を気にされている方がいらっしゃいました。)
ですので、紙のような素材で出来たパーツを含むぬいぐるみについては、少し気を付けた方がいいかもしれません。
そしてこういったトラブルを防ぐ意味でも、圧縮や折り畳みの断り書きは大事だと思います。
開封時の粘着テープにくっつけないように!
剥がした粘着テープは取り除く
商品が手元に届き、いざ開封!となったとき。取り出す最中に、梱包に使われた粘着テープに残っているノリの部分に商品をくっつけないようにしなければなりません!どんな品でもそうですが、デリケートなぬいぐるみならなおさら。
初歩的なことですが筆者は一度やらかしたので記載を。。。
汚れや水気防止のため袋の開口部の端を粘着テープで止めることが多いと思います。公式もその方法を勧めているようです。
この時袋が開いたからと言って安心して粘着テープを残したままだと、中の商品を取り出した時に粘着テープのノリの部分に引っかかってしまいかねません。(図の赤い部分がノリ)
これを防ぐためには、
・粘着テープを剥がして完全に取り除くか、
それが難しい場合は
・紙などで覆う
・テープを畳んで折り曲げる
・ハサミなどで別に取り出し口を設ける
などして取り出し時に引っ掛かりそうな粘着部分がむき出しにならないようにしたほうがいいと思います。
余談ですが、以下のようにさらに袋で包んであったり、袋の口元を二回以上折り曲げてからテープで止めてくださったりしていた時はとても取り出しやすかったです。
また、袋に元から糊付けがされているタイプの梱包もあると思います。このような場合も、残った粘着部分に中の品が引っかからないように注意です。
開けたらベタベタ強力なノリが残っているような場合には、中の商品を傷つけないように、袋にはさみなどで切れ込みを入れて、別に取り出し口を作るのも一つの手だと思います。
メルカリのこちらの袋なんかは、その前提で作られているのかも?(のりが強すぎて、封をした部分から開けようとすると、のり付け部分が剥がれる前に袋が伸びる)
〜ぬいぐるみを綺麗にする方法〜
以下、フリマ出品に限らない話をしますのでご参考までに。
(あくまでも筆者のやり方になります。)
ぬいぐるみをキレイにする方法について、
洗濯(丸洗い)できるものに関しては洗濯(丸洗い)をしてしまうのが手っ取り早いと思いますが、問題は洗濯できないと記載されているもの。
筆者の失敗談: 洗濯不可と記載されたぬいぐるみの汚れを落とすため、普通のアルカリ石鹸で部分的に手洗いしてみたことが以前二回ほどあるのですが、一回は成功、一回は生地が色移りし失敗してしまいました。
ぬいぐるみメーカーのAQUAさんは、中性洗剤を染み込ませた布等を用い、汚れた表面部分を「拭き洗い」することを推奨しています。
参考:AQUAホームページ
https://www.aqua-yokohama.com/oteire
拭き洗いの際の注意点としてはぬいぐるみの中に水分が染み込まないようにすること、干すときは直射日光を避けることだそうです。
この方法でぬいぐるみの表面の汚れをしっかりと落とすことができるようです。
ただ、汚れの種類や程度によってはぬいぐるみ専用のクリーニングスプレーを使うことで、より手間を省いてキレイにすることも出来ます。こちらのスプレーは一本1000円くらいなのですが、詳しくは後述します。
なお、自力で綺麗にするのが難しい場合は、これまたお金がかかりますが、ぬいぐるみ専門のクリーニング業者に頼むのも手だと思います。
メルカリ等で出品する場合、どこまで手入れしてから出品するか、ご無理のない範囲で決めてみてください。
また、購入したぬいぐるみが汚れていた場合もご参考になればと思います。
汚れ落としにオススメ!ぬいぐるみ専用クリーニングスプレー
洗濯できないぬいぐるみに、シミがついてしまった、黒ずみが目立ってきた…という時に非常に効果を発揮するのが、「ぬいぐるみ専用クリーニングスプレー」です。いくつかのメーカーから何種類か出ているのですが、筆者の使っているのはこちら。
こちらのスプレーは酵素が入っており、それが汚れを落としてくれます。
一本1060円(2023年4月13日現在・Amazon)とそれなりに値は張りますが、大切なぬいぐるみの手入れ、もしくはたくさんのぬいぐるみを手入れする場合などに、重宝すると思います。
使い方は汚れの部分にスプレーし、乾いたタオルなどで拭くだけ。その後は自然乾燥です。
落ちやすいシミなどであれば、スプレーした瞬間から汚れが溶け、乾いたティッシュで吸うとあっという間にきれいになります。
一度で汚れを取り切れなくても、繰り返しスプレーとふき取りを繰り返すことで、徐々に汚れが落ちていきます。
※一部の化粧品などの汚れには効果がないことがあります。
ちなみにこちらのスプレー、ぬいぐるみだけでなく、カーテンなどの布製の家具、さらにはパソコンなどの電化製品のクリーニングにも使えるそうです。余った場合に、他のものにも使えるのも利点だと思います。
メルカリ等でぬいぐるみを売り買いするときのkujitanなりのコツをまとめてみました。
これらはあくまでも筆者の考えですので、ご自身のベストな方法で取引を行ってください。
気持ちのいい取引のため、少しでもご参考になりましたら幸いです。