ぬいぐるみくじ発見紀

水族館や動物園のぬいぐるみくじについてや、観光地の訪問記です。

大水槽の前で寿司を食す!?アクアマリンふくしまの楽しみ方3選

こんにちは!kujitanです!

以前から日本中の色々な水族館を観て回っている身なのですが、そんな筆者が今年訪れた福島県いわき市小名浜にある「アクアマリンふくしま」の見どころや楽しみ方を、紹介してみたいと思います!

こんな人にオススメの記事

・「アクアマリンふくしま」ならではの、全国の他の水族館では体験できないことを知りたい方

・特に県外などの遠方からいわき観光を考えている方

・魚や海の生き物をじっくり観察するのが好きな方

 

 

楽しみ方1:ここにしかいない珍しい生き物を観察する

アクアマリンふくしまには珍しい生き物がたくさんいます。特に全国でここでしか飼育されていない生き物も数々。

クラカケアザラシ、サンマ、寒い地域のエビなどの生き物たちなどなど…

クラカケアザラシのくら丸君 暑い季節でなければ会うことが出来ます

 

サンマの生体展示は実はここだけ。秋にスーパーマーケットに並ぶのと比べると小ぶりなので、?、と思うかもしれませんが、よく目を凝らすと…確かにサンマ!

 

福島に特徴的な生き物だけではなく、北海道の遠方などからやって来た生き物もいます。特に本館の「親潮アイスボックス」のコーナーには実にたくさんの種類の生き物がいます。

 

珍獣ハンターになれ、というわけではないのですが、珍しい生き物をこうして継続して飼育し展示している、ということは、それだけ多様な生き物を研究し、来館者に紹介しようという水族館の熱意が伝わってくることです。そのため、この生き物たちとの出会いを大切にしてみてはいかがでしょうか。

 

時期によっては、飼育が難しい生き物の展示に挑戦していることもあります

例:オオメンダコ、バショウカジキなど

 

これらの生き物が何か珍しい行動をしていたら、それはもしかしたら飼育員の方も見たことのない、新たな発見かもしれません。

 

水族館や海の生き物のマニアでなくても、へえ~、こんな生き物もいるんだ!みたいに思っていただけたら良いのではないでしょうか。

 

もちろんお気に入りの生き物を見つけるのも楽しいと思いますよ!(箱推しも歓迎!)

 

楽しみ方2:「潮目の海」でのびのびと泳ぐ砂底の生き物を観察する

こちらは本館二階、潮目の海。黒潮の水槽と親潮の水槽が並び、境目を三角トンネルが通っています。

注目していただきたいのはトンネル入り口に向かって左側の親潮の水槽。ここにいるのはカレイ、ホウボウといった、砂底にいることの多い生き物たちです。

並んで泳ぐホウボウとカレイ

ホウボウ

カレイ


他の水族館であれば、こういった生き物は通常の四角い水槽に展示されていたり、所によっては上から観察しやすいよう、浅型の平べったい水槽で展示されていることもあります。

 

しかしここ「アクアマリンふくしま」は「環境型水族館」。

海中を模した大きな水槽でカレイやホウボウたちをのびのびと泳がせています。

 

すると観察していると分かるのですが、これらの生き物はじっと砂底にいるだけではなく、底からかなり離れた、人間の目線の高さやもっと上のところを普通に泳いでいたりします。

飛ぶように水槽を横切るホウボウ。元気が良すぎてカメラが追いつきません。

そして三角トンネルの斜面がある安心感からか、トンネルの下から覗いてみると、カレイが頭上を泳いでいる、なんてこともあります。

カレイの真っ白なお腹!

のびのびと泳ぎ回るホウボウやカレイたちを見ることが出来るのも、ここ「アクアマリンふくしま」ならではでないでしょうか。

 

楽しみ方3:「潮目の海」で寿司を食べながら水槽を観察する!

そしてこの「潮目の海」の真正面に、なんと寿司処があるのです!

そうです、魚や貝をネタに握った、あの「寿司」を注文し、食べることのできるコーナーです。

 

この水族館を初めて訪れたであろう来館者は、大きな水槽の前に寿司処があるのを見ると大体驚きます(笑)

 

営業時間は土日祝日の15:00まで。

メニューは3貫セットが2種類、8貫セットが1種類。小ぶりな厨房の中で、スタッフの方が一所懸命握ってくれます。

筆者も注文してみました。8貫のフルセットで1600円くらい。ガリ付き。

もちろんネタとして乗っている魚は大水槽のものではなく別途仕入れたもののようです。

ちなみにコップを取って給茶機から温かいお茶を飲むことが出来ます。もちろんお冷もあります。

席は水槽に面した立食カウンターと、座って食べることのできる席があります。

 

ここで一つ、筆者が寿司をいただいているときに経験した、少し変わった体験をご紹介。

筆者が注文した寿司ネタと同じ生き物は、右の黒潮の水槽にいるのはマグロやアジ、左の親潮の水槽にはホヤ。

寿司を口に運んだら、それらの生き物をジーッと見つめ、味覚に神経を集中させていたのです

すると、自分があたかも大型のサメか何かに変身し、水槽の中を泳いで、口でその魚を捕まえ捕食しているような感覚になってきたのです!(発想が飛びすぎ?)

 

生物の命をいただくというのは人間も、海の中の生き物たちも同じ。この不思議な没入体験(?)を通して、「食べる・食べられる」が自然界でも当たり前であることを改めて実感しました。

という風な感想になりましたが、何かを感じても感じなくても、美味しく、楽しく召し上がるのが一番です!

 

もともとは食育の一環として企画された寿司処ですが、この機会に、水槽を見ながらの寿司のお食事はいかがでしょうか?

 

ちょっとマニアックな内容になってしまいましたが、アクアマリンふくしまにお越しの際は、ぜひともお気に入りの場所を見つけ、素敵な時間をお過ごしください。

 

それでは!