水族館や動物園などのレジャー施設で見かけることの多い、話題の一回1000円のぬいぐるみくじ。クラゲ、シラス、ブリなど、色々な種類がありますが、一体どこの会社が作っているのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそれらのぬいぐるみくじを作っている会社について、どんなぬいぐるみが作られているのか、それぞれの特徴も合わせてまとめてみました。
ぬいぐるみくじを作っている会社は4つ!(kujitan調べ)
エアーくじ用の景品としてぬいぐるみを作っている国内の会社で、現在筆者が確認できているのは、「株式会社CUTE」、「フォー・コーポレーション」、「株式会社あるまど」、「株式会社イシワタ」の4つになります。
くじの景品のぬいぐるみのタグを見ると、それぞれのくじの名前だったり、シリーズ名、そしてメーカーの名前などが書いてあったりします。
(水族館や動物園などのオリジナルのものの場合、タグにメーカー名が書いていない場合もあるため、ここでは割愛しています。)
筆者が確認できたこれら4つのメーカーについて、次の項目から特徴などを述べていこうと思います。
※定価販売用のぬいぐるみをお店がくじ引きの景品として並べていることがありますが、ここではそれを除きます。
株式会社CUTE
言わずと知れた、海や陸の生き物たち等をモチーフにしたぬいぐるみのメーカー。むろと廃校水族館のぶりくじや、人気のシラスくじのメーカーはこちらです。
製造しているぬいぐるみくじ(一例):
ハッピーマリンシリーズ(マグロ、カツオ、キンメダイ、イルカ、クジラ、ペンギン、カメ、チンアナゴ等)、
ハッピーファームシリーズ(ウサギ、コアラなど)、
ハッピーズーシリーズ(レッサーパンダなど)、
ぶりくじ、さばくじ、しゅもくじ、アカメくじ、ジンベエザメくじ、まめ柴くじ、キツネくじ、フクロウくじ、タコくじ、カニくじ、パンダくじ、ゾウ、キリン、クマ、トラ、シマエナガなど
公式ホームページには一部の商品のみ掲載されていますが、非常に多くのぬいぐるみを手掛けており、たくさんのぬいぐるみやマスコットが水族館や動物園のお店などに並んでいます。
くじ引きのぬいぐるみについてですが、種類も最も多く、国内で一番多く取り扱われているのではないでしょうか。ほとんどが伸縮性のある生地でできている、もちもちのいわゆるマシュマロぬいぐるみですが、イルカやウサギのぬいぐるみのように、ふわふわの生地で出来ているものもあります。
寝そべっているポーズのぬいぐるみも多い
対象年齢はすべて6歳以上のようです。検針済みの印が貼ってあり、購入者にも見える形になっているのも、安心できるポイントではないでしょうか。(定価販売のぬいぐるみは対象年齢7歳以上のものもあるようです)
㈱CUTEのぬいぐるみはミャンマーや中国の工場で製造されており、くじ引きのぬいぐるみも中国製とミャンマー製があります。
ちなみに㈱CUTE直営店舗が伊豆の下田海中水族館内に、直営のぬいぐるみくじ専門店が箱根ユネッサン内にあります。
For Corporation(フォー・コーポレーション)
水族館や動物園のグッズを製造しているメーカーです。カプセルトイのフィギュア、ねむたんシリーズのぬいぐるみ、3段缶などのグッズを手掛けている所です。新江ノ島水族館で話題になるクラゲのぬいぐるみくじのメーカーでもあります。
製造しているぬいぐるみくじ(一例):クラゲ、イルカ、カメ、カピバラ、アルパカなど
クラゲのぬいぐるみをはじめとしたもちもち生地のものもあれば、アルパカのぬいぐるみのようにふわふわの生地でできているものもあります。
2023年度になり、ニシキアナゴやチンアナゴ、メンダコや目をつぶったカワウソのぬいぐるみのくじなどが新たに発売されたようです。(筆者は5月時点でメンダコのぬいぐるみのみ現物を確認できています。)
カメのマークがシンボルのフォー・コーポレーション。くじ景品のぬいぐるみの対象年齢は7歳以上。製造場所は中国のようです。
株式会社あるまど
製造しているぬいぐるみくじ(一例):ジンベエザメくじ、カワウソのまどちゃん♀、おすわりホースなど
アミューズメント向けの景品のぬいぐるみや、雑貨などを多く手掛けている会社です。動物園のゲームコーナーにあるUFOキャッチャーなどでぬいぐるみをよく見かけます。
カラフルでポップなデザインのものも多く、キャラクター色が強いのも特徴です。くじの景品になっているぬいぐるみのいくつかは、公式オンラインショップで小売販売もしているようです。
ぬいぐるみは対象年齢10歳以上のものが多く、生産は中国の工場で行われているようです。
ちなみに東船橋に㈱あるまどさんのカフェ、「アルマドカフェ&バー」があり、(動物の)カワウソの「あるくん」と「まどちゃん」がいます。彼らをモデルにしたぬいぐるみもありますよ!
株式会社イシワタ
製造しているぬいぐるみくじ(一例):ロトイルカ、ロトカワウソ
「ISHIWATA」とローマ字表記のロゴが特徴です。チーバ君などのご当地キャラのグッズを製作している会社です。
水族館や動物園の売店でも見かける、ナノブロック、QBEEシリーズのぬいぐるみや、毎年1、2月に話題になる、アナゴの恵方巻のぬいぐるみを手掛けています。一回300円でコインを水の中に落として、水中のコップに入ればぬいぐるみがもらえるという、「コインドロップ」も㈱イシワタさんのものです。
コインドロップ 上にはイルカのぬいぐるみが並ぶ(ちょうど営業終了した時間でした汗)
㈱イシワタのぬいぐるみくじはメーカー公式サイトを見てもロトイルカしか掲載されていません。
イシワタのものと公言されているぬいぐるみのくじ引きは珍しいと思います。くじ引きよりも、コインドロップの景品としてイルカのぬいぐるみが並べられていることの方が圧倒的に多いと思いますが、ロトイルカとコインドロップのぬいぐるみは同じものではないかもしれません(確認中)。
池袋サンシャイン水族館でイシワタのカワウソのぬいぐるみくじ、ロトカワウソがありましたが、こちらも期間限定でした。
↑ロトカワウソのぬいぐるみ
ロトイルカについては、最近では長崎の出島メッセで開催されたイベントなどで取り扱われたようです。
ぬいぐるみくじの景品を作っている4つの会社についてまとめてみました。調べてみると、それぞれのメーカーごとに特徴があり面白いものです。今後もどこでどんなぬいぐるみくじが出現するか、目が離せません(^^)
by kujitan