ぬいぐるみくじ発見紀

水族館や動物園のぬいぐるみくじについてや、観光地の訪問記です。

水族館や動物園の1000円ぬいぐるみくじを作っている会社7つの紹介

水族館や動物園などのレジャー施設で見かけることの多い、話題の一回約1000円のぬいぐるみくじ。クラゲ、シラス、ブリなど、色々な種類がありますが、一体どこの会社が作っているのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそれらのぬいぐるみくじを作っている会社について、どんなぬいぐるみが作られているのか、それぞれの特徴も合わせてまとめてみました。

ぬいぐるみくじを作っている会社は7つ!(kujitan調べ)

エアーくじ用の景品としてぬいぐるみを作っている国内の会社で、現在筆者が確認できているのは、「株式会社CUTE」、「フォー・コーポレーション」、「株式会社あるまど」、「株式会社イシワタ」、「オーク・コーポレーション」、「プレジテントジャパン」、「ニュートラルコーポレーション」の7つになります。

くじの景品のぬいぐるみのタグを見ると、それぞれのくじの名前だったり、シリーズ名、そしてメーカーの名前などが書いてあったりします。

(水族館や動物園などのオリジナルのものの場合、タグにメーカー名が書いていない場合もあるため、ここでは割愛しています。)

筆者が確認できたこれら7つのメーカーについて、次の項目から特徴などを述べていこうと思います。

※一般に定価販売のものとして作られているぬいぐるみがくじの景品となっていることもあります(実はオトク!)。ここではそれらを除いて掲載します。

 

株式会社CUTE

言わずと知れた、海や陸の生き物たち等をモチーフにしたぬいぐるみのメーカー。むろと廃校水族館のぶりくじや、人気のシラスくじのメーカーはこちらです。

製造しているぬいぐるみくじ(一例):

ハッピーマリンシリーズ(シュモクザメ、マグロ、カツオ、キンメダイ、イルカ、クジラ、ペンギン、カメ、チンアナゴ等)、

ハッピーファームシリーズ(ウサギ、コアラ、アルパカ、ジャージー牛、ホルスタイン牛など)、

ハッピーズーシリーズ(レッサーパンダ、カピバラ、ゾウ、キリン、クマ、シロクマ、トラ、ホワイトタイガーなど)、

ブリくじ、サバくじ、アカメくじ、ジンベエザメくじ、まめ柴くじ、キツネくじ、フクロウくじ、モモンガくじ、タコくじ、カニくじパンダくじ、シマエナガくじ、シロワニくじ、ウサギくじ、辰くじなど


公式ホームページには一部の商品のみ掲載されていますが、非常に多くのぬいぐるみを手掛けており、たくさんのぬいぐるみやマスコットが水族館や動物園のお店などに並んでいます。

くじ引きのぬいぐるみについてですが、種類も最も多く、国内で一番多く取り扱われているのではないでしょうか。ほとんどが伸縮性のある生地でできている、もちもちのいわゆるマシュマロぬいぐるみですが、イルカやウサギのぬいぐるみのように、ふわふわの生地で出来ているものもあります。

寝そべっているポーズのぬいぐるみも多い

対象年齢はすべて6歳以上のようです。検針済みの印が貼ってあり、購入者にも見える形になっているのも、安心できるポイントではないでしょうか。(定価販売のぬいぐるみは対象年齢7歳以上のものもあるようです)

㈱CUTEのぬいぐるみはミャンマーや中国の工場で製造されており、くじ引きのぬいぐるみも中国製とミャンマー製があります。

ちなみに㈱CUTE直営店舗が伊豆の下田海中水族館内に、㈱CUTEのぬいぐるみくじ専門店が箱根ユネッサン内にあります。

For Corporation(フォー・コーポレーション)

水族館や動物園のグッズを製造しているメーカーです。カプセルトイのフィギュア、ねむたんシリーズのぬいぐるみ、3段缶などのグッズを手掛けている所です。新江ノ島水族館で話題になるクラゲのぬいぐるみくじのメーカーでもあります。

製造しているぬいぐるみくじ(一例):

another aquariumシリーズ

クラゲ、イルカ、カメ、カワウソ、アザラシ、メンダコ、チンアナゴ、ニシキアナゴ、マダラトビエイ

another zooシリーズ

カピバラ、アルパカ

クラゲのぬいぐるみをはじめとしたもちもち生地のものもあれば、アルパカのぬいぐるみのようにふわふわの生地でできているものもあります。

2023年度になり、ニシキアナゴやチンアナゴ、メンダコや目をつぶったカワウソのぬいぐるみのくじなどが新たに発売されたようです。(筆者は5月時点でメンダコのぬいぐるみのみ現物を確認できています。)

 

カメのマークがシンボルのフォー・コーポレーション。くじ景品のぬいぐるみの対象年齢は7歳以上。製造場所は中国のようです。

株式会社あるまど

製造しているぬいぐるみくじ(一例):ジンベエザメくじ、カワウソのまどちゃん♀おすわりホース、レッサーパンダくじなど

アミューズメント向けの景品のぬいぐるみや、雑貨などを多く手掛けている会社です。動物園のゲームコーナーにあるUFOキャッチャーなどでぬいぐるみをよく見かけます。

カラフルでポップなデザインのものも多く、キャラクター色が強いのも特徴です。くじの景品になっているぬいぐるみのいくつかは、公式オンラインショップで小売販売もしているようです。

ぬいぐるみは対象年齢10歳以上のものが多く、生産は中国の工場で行われているようです。

ちなみに東船橋に㈱あるまどさんのカフェ、「アルマドカフェ&バー」があり、(動物の)カワウソの「あるくん」と「まどちゃん」がいます。彼らをモデルにしたぬいぐるみもありますよ!

 

株式会社イシワタ

製造しているぬいぐるみくじ(一例):ロトイルカ、ロトカワウソ

「ISHIWATA」とローマ字表記のロゴが特徴です。チーバ君などのご当地キャラのグッズを製作している会社です。

水族館や動物園の売店でも見かける、ナノブロック、QBEEシリーズのぬいぐるみや、毎年1、2月に話題になる、アナゴの恵方巻のぬいぐるみを手掛けています。一回300円でコインを水の中に落として、水中のコップに入ればぬいぐるみがもらえるという、「コインドロップ」も㈱イシワタさんのものです。

コインドロップ 上にはイルカのぬいぐるみが並ぶ(ちょうど営業終了した時間でした汗)

㈱イシワタのぬいぐるみくじは、「ロトイルカ」と「ロトカワウソ」が主なラインナップです。(どちらもタグにメーカー名が入っています)

コインドロップの景品としてイルカのぬいぐるみが並べられていることもあります。こちらのぬいぐるみはロトイルカとは色などが異なっており、別物のようです。

池袋サンシャイン水族館でイシワタのカワウソのぬいぐるみくじ、ロトカワウソがありましたが、こちらも期間限定でした。

↑ロトカワウソのぬいぐるみ

 

ロトイルカについては、最近では長崎の出島メッセで開催されたイベントなどで取り扱われたようです。

 

オーク・コーポレーション

鉄道博物館で開催されるトレインくじなどを作ってらっしゃるメーカーさんです!

国内の美術館や博物館、水族館や動物園のショップ計26店舗を運営してらっしゃり(2023年12月時点、公式HPより)、たくさんのお土産などのグッズを作ってらっしゃいます。

筆者の持っているものの中ではマリンピア日本海のイルカのぬいぐるみもオーク・コーポレーションさんのものです。

また、名古屋港水族館のぬいぐるみくじのメーカーでもあるそうです!

プレジテントジャパン

様々な玩具や、ディズニーを含んだキャラクターグッズを作っていらっしゃる会社です。水族館向けのぬいぐるみも多数作っていらっしゃり、上記写真のぬいぐるみくじ「ラッキードルフィンくじ」などで知られていると思います。海遊館のジンベエザメのぬいぐるみも手掛けてらっしゃるようです。

ニュートラルコーポレーション

様々なイベントの企画・展示と、それらに関する商品開発を行っている会社です。仙台うみの杜水族館のカワウソくじのぬいぐるみがここのものになります。ぬいぐるみくじの景品としては他には聞いたことがありませんが、同水族館では様々な定価販売の商品が売られているようです。

ぬいぐるみくじの景品を作っている7つの会社についてまとめてみました。調べてみると、それぞれのメーカーごとに特徴があり面白いものです。今後もどこでどんなぬいぐるみくじが出現するか、目が離せません(^^)

 

by kujitan